Vol. 3

結婚するとゲイ活動はできなくなるのか?

投稿日

2022.09.28

こんにちは。カラーズに入会し、友情結婚をしたおこーまると申します。現在妻と2児の子育て中です。
カラーズさんから、入会相談に来られる男性の方から受ける代表的な悩み・質問を教えてもらいました。カラーズに入会する時、自分も思っていた悩みや「このような悩みや不安もあるんだ。。。」といった感想を抱くようなものと様々なものがありました。
今回は男性の方で抱えている不安の一つである「家族ができることによって、自由な時間がなくなってしまうか(ゲイ活動ができなくなるのでは)」について、自身の経験を通じて、お話できたらと思っています。

目次

おこーまるの家族構成

自由な時間の有無を語るうえで、まずは、私自身の身の回りの状況をお伝えさせていただきます。子供の人数や妻との役割分担や妻とどのような話し合いをしてあるかで、状況がだいぶ違ってきます。
プロフィールや初回記事でも書いてありますが、私は2018年にカラーズで友情結婚活動を実施し、2019年に結婚をしました。1歳と0歳の子供がいます。
結婚生活4年目になり、4人家族で楽しく暮らしています。
妻は、子供なしのときは、扶養内のパート勤め(年収103万円以内)をしてもらい、基本的に家事を全部担ってくれていました。子供が生まれてからは、専業主婦として家事と育児を担ってくれて日々家族のサポートに奮闘してくれています。
なお、婚活の際に、ゲイの友達との交流は続けていきたいということは、しっかり話し合って了解をもらっていました。

自由な時間の有無

上記でお伝えした私の家族状況を踏まえた上で、自由な時間の有無について、お話させていただきます。自由な時間の有無は、子供の人数で全く答えが違います。

 <子供なし>
婚活中に相手方としっかりお話をしていることが大前提ですが、基本的に交流にかかる自由な時間はほとんど減りません。収入状況も2人とも働いていたら、2馬力になるし、経済的にも良いことだったと思います。
妻が晩ご飯を作ってくれるので、仕事帰りに急遽用事が発生したら、妻に連絡するという最低限のマナーは持ちながらも、基本的に未婚と全く変わらない生活を送れました。

<子供1人>
 子供1人は、本当に微妙なライン。人によっては、ほぼなくなるし、人によっては、なんとか捻出できるしという感じ。
私は、本当に理解のある優しい妻と一緒になることができたので、ゲイの友人との交流は続けさてもらいました。コロナ渦ということで、結局交流は控えめになりましたが、それでも月1・2回は、交流があったと思います。
しかし、ここで注意しないといけないですが、自分が楽しい思いをしている時は、子守という大変な作業を相手方に任せているということになります。
ここをお互いどれだけ許容してもらえるかで、自分の時間が持てるか持てないかが、人によって変わると先ほど申した理由になります。

<子供2人>
友人と交流する時間は、完全に消えました。絶対無理だと思います。むしろ子供2人いて、うまく友人とも交流している人がいたら、聞いてみたいです。
ただ、自身や相手方の親と同居(または、ほぼ同居に近いところに住んでいる)していて、親のサポート体制があるなら話は別ですが。基本的に2人で子育てをするとなると、友人との交流は、ほぼ無理だと思います。
子供が1人から2人になると、人数は2倍なのに、大変さは5倍くらいになる感覚です。毎日、我が家は、怪獣(子供達)達の叫び声でカオスな状況になっております笑
 ただ、交流関係にかかる自由な時間はなくなりましたが、子供達が就寝した後に、24時間フィットネスに通っています。このように、単独で実施できて、かつ、時間に融通がきくものについては、自身の時間として捻出することができるかと思います。

交流関係にかかる自由な時間と幸福度について

上記のように、友人との交流時間はほぼなくなりましたし、子供がある程度大きくなるまでは、しっかりした時間はとれないのだと思いますが、幸福度でいったら結婚してから、今が一番幸せです。
家族が増えて、お金にも時間にも余裕がなくなったことにより、さらに妻との協力体制が強固になったし、お金に対してより貪欲に稼ぎたいと思うようになり、仕事への気持ちもさらに高まっています。
自分にとって、何を最も優先しなくてはならなくて、そのためには行動を取捨選択する。八方美人な態度をとらないという、自分のなかで幹ができてきたような気がします。
ただ、散々、交流にかかる時間は、子供ができたらなくなると申しましたが、交流関係そのものがなくなることはありませんでした。もうかれこれ2年~3年ほど会えていない大切な友人がいますが、会えないだけでしっかり連絡のやり取りができています。

終わりに

交流関係にかかる自由な時間の考え方や実際の生活は、人の数だけ例があるのかと思います。子供の有無だけじゃなく、同居・別居でも全く違うものになると思います。
今回のお話は、あくまで私の生活に基づいた個人の感想にすぎないですが、結婚をしてマイナスになったことは一つもないと自分では思っております。
結婚とは人生における大事な決断になるので、その決断に対して少しでも参考になれば幸いです。
次回も自身の経験をもとになにかお伝えできたらと思っています。

ocormal
著者:おこーまる

セクシャリティ:ゲイ。 カラーズさんに2018年に入会し、約10ヶ月の活動を経て、2019年に友情結婚しました。妊活を経て、現在子供2人に恵まれ、地方にて妻・長女・長男の4人で暮らしています。 ブログで自身の経験を伝えるなかで、会員の皆さんはもちろんのこと、友情結婚に興味がある方に対してもなにか活動の一助になるようなものをお届けできたらと思います。