Vol. 5

ゲイはどこで出会うのか?僕が感じた出会い方の特徴

投稿日

2022.12.02

こんにちは。カラーズに入会し、友情結婚をしたおこーまるです。現在妻と2児の子育て中です。
今回は、ゲイの世界の出会いの悩みについて書いていきたいと思います。友情結婚に直接関係のある内容になっておりません。また、ここに書いてある悩みは、あくまで私個人が感じたものになりますので、すべてのゲイの方が該当するわけじゃないし、そもそもこんな悩みが発生することは人によってはないのかもしれません。
1個人の意見として温かい目で読んでいただけたら幸いです。

ゲイは出会いが少ない・出会い方が難しい

ゲイというマイノリティーに属しているので、当たり前といえば当たり前ですが、友人や恋人を作ろうと思っても出会いが少なくてなかなか難しいです。特に地方在住のゲイは相当難易度が高いのかなと思います。 ゲイの出会い方別で悩みを記していきたいかと思います。

マッチングアプリ

おそらく多くのゲイが利用しているものだと思います。ゲイというセクシャリティーを世間から隠しながらゲイの人を見つけるにあたって、これほど便利なものはないと思っています。
自分の感想としては、あまり友達や恋人を作るためには向かないなと思いました。多くの人は、やり取りがほとんど続かないか、会ったとしても1日限りの遊び目的な人が多い印象でした。そういう目的で使うならいいけど、自分は遊び目的で使うのは遠慮したかったから、あまり出会いがありませんでした。
 出会い方を選ばなければ会えるけど、真剣な出会いはあまりないという感想です。
それに加えて、マッチングアプリは、見た目至上主義になっていることも自分にとっては使いにくい理由でした。見た目が良くないとやり取りしようとしても、無視か塩対応になってしまい、見た目にアドバンテージがない自分は幾度も悔しい思いをしています笑。見た目=正義みたいな環境がとても苦手でした。まあただの負け犬の遠吠えなんですけどね笑
ちなみに、真面目な出会いに特化したマッチングアプリもありますが、有料だったので、自分は使うという選択肢はありませんでした。もしかしたら、有料アプリを使えば、上記とは違った考えが生まれていたのかもしれません。

ゲイバー

 地方のゲイだったらゲイバーが一番友達や恋人を作りやすいのかなと思っております。インターネットが発達して、対面でなくても出会える方法は増えましたが、やっぱりコミュニケーションは対面のほうがつながりを強めるものだと思っています。古い考え方かもしれませんが。
出会い方としては、バーのママにいい人を紹介してもらうか、一緒になったお客とのいい出会いに期待するという方法になります。ただし、どちらの方法にせよ、それなりにお店に通う必要があるので、お金がそこそこ必要になるのがネック。
紹介してもらうにしても、それなりに自分の人となりを知ってもらわないといけないし、そもそも紹介してもらえるくらい関係性を築く必要があります。お客との出会いも同様です。一回会ったきりでは、なかなか内面なんてわかりっこないので、何度も会わないといけません。

サークル

多分これが一番健全な出会い方だと思います。共通の趣味での出会いほどいいものはないと思います。しかし、地方だとまずサークルがない or 探すのがめちゃくちゃ難しいという現実があります。
普通は、サークルを探す場合はネットを使って探すかと思いますが、身バレの危険性があるので、地方ではまずネットにサークルの存在を出しません。都会だと結構堂々とSNSとかでメンバー募集かけてるんですけどね。このへんが地方と都会との大きく違うところですね。
余談なのですが、都会にいくとゲイのバレーボールサークルとテニスサークルは星の数ほどあります。これなんなのでしょうね?ゲイは、本能的にこの2つのスポーツが好きになるようにインプットされているんですかね?わかる人いたら教えてほしいです。

そもそもなぜゲイ同志の出会いがほしいのか

上記でゲイ(特に地方ゲイ)は出会いのチャンスがなかなかないと書きました。にもかかわらず、なぜゲイ同士出会いを求めるのか。
それは、やはりセクシャリティーが同じ人と会話するのは精神的に楽だからだと思います。人は、類似性の法則で同じ性質を持つもの同士で集まる傾向にあると言われています。いわゆる「類は友を呼ぶ」というやつです。ですので、セクシャリティーという人間の根幹にあるものが同じものを持つ人を求めるのは普通のことなのかなと自分は思っています。これが、出会いが厳しいのにも関わらず、それでも頑張って出会いを求める理由です。

まとめ

こうやって考えると地方のゲイが都会に行きたがる人がけっこういますが、それもわかるなと思います。かくいう私も一時期は東京在住の経験がありました。やっぱあの時は、地方でこんなに苦労したことが東京だとまったく苦労しないのだなと驚いた記憶があります。
なんでもそうだけど、数が多いって正義だと思います。数が多いところに楽しいことや便利なものって集中している気がします。ゲイの世界も同じで人が集まるところに楽しいものがある。楽しいものがあるから、どんどん人が集まっていっているような気がします。
地方に住んでいると思うことは、ゲイの人と繋がれるチャンスがなかなかないからこそ、一つ一つの出会いを大切にしたいと思っています。

今は育児があるからなかなか参加ができないですが、CFC(カラーズ成婚者の会)はまた参加したいなと思っています。友情結婚という共通した話題があることに加え、ゲイの方とのつながりも持てる場でもあるので、地方在住の私にとっては、とても大切な機会だと思っています。
友情結婚とあまり関係ないかもしれないですが、今回はゲイの悩みについて執筆させてもらいました。また、今回書いた以外のゲイの悩みやゲイの人ってこんなことを考えているんだという記事が書けたらいいなと思っています。

ocormal
著者:おこーまる

セクシャリティ:ゲイ。 カラーズさんに2018年に入会し、約10ヶ月の活動を経て、2019年に友情結婚しました。妊活を経て、現在子供2人に恵まれ、地方にて妻・長女・長男の4人で暮らしています。 ブログで自身の経験を伝えるなかで、会員の皆さんはもちろんのこと、友情結婚に興味がある方に対してもなにか活動の一助になるようなものをお届けできたらと思います。