【活動について】
なぜ友情結婚活動をしようと思いましたか?
子どもを含め家族をもちたいという思いが強くありました。
一般の結婚相談所で活動していましたが、結婚相談所で「交際」を重ねるなかで、「次のデートでは手をつなぐかも」というような身体的に接近することにプレッシャーを感じました。あらためて結婚生活では肉体関係がずっと伴うものだと考えると、精神的に辛くなりました。
「男友達との距離感(肉体関係がないが、信頼し合える)で、結婚はできないものか」と考え、ネットをながめているときにカラーズのホームページをみつけました。
自分はノンセクシャルなのかもしれないと自覚し、結婚するためには友情結婚が良いと思いました。
婚活にあたり、カラーズを選んだ理由は何ですか?他に活動されていましたか?
カラーズに入会するまで、一般の結婚相談所で活動していました。
この経験から結婚への強い意志をもつ方々に出会うためには、身分証明がしっかりされ、第三者の方が関わってくれる結婚相談所が最適だと考えていました。特にカラーズでは、担当者がかわることなく、安心して活動できました。
LGBTの結婚活動に関して、他には一切なにもしていません。
実際に入会し、活動してみて何か悩まれたことや苦労されたことはありますか?
話合いシートの活用は大変合理的でよいと思いました。確認しにくいことも、項目としてあるためスルーされることがないからです。
苦労した点は、話し合い期間中に複数の方と同時並行している前提のなか、どこまで具体的に将来の話をしてよいのか、距離感のつかみ方です。私自身はある程度お一人の方に心は固まっていても、お相手の活動状況がわからないため同時並行にお付き合いしておかないと不安です。しかし、迷いながら他の方と踏み込んだ話し合いを続けることは心苦しく、具体的な話し合いをはできませんでした。
お互いの意志が固まりつつあるのかなどの状況が客観的にもう少しわかるようなフォローがあれば助かったと思います。(一般の相談所でいう真剣交際のようなシステムがあればよかったです。)
悩んだ点は、自分自身がLGBTへの理解が乏しく、どのような話が相手の不快になるのか、不用意な発言をしていないかなど、各々皆さんの考え方がちがうとわかっていても、その中での常識・お約束事のようなものを侵してないかについて心配しました。
【結婚相手について】
初めて会った時の印象はどうでしたか?
穏やかそうで、コミュニケーションがとりやすい方と思いました。仕事内容に共通する部分があり、彼の仕事をする姿もすぐにイメージできて安心できました。
結婚を意識し始めたのはどのくらいからですか?
毎日ラインでお互いの生活を連絡し、週1回のペースで会っていました。
ひと月ほど経った頃、一緒にいることに不自然な感覚がないことに気がつき、結婚を意識しました。
2回目に話合い冊子を見せ合い、結婚観に大きなズレがないことが確認できたことは、結婚の意識の大前提になっていたと思います。
結婚しようと思った決め手はなんですか?
もともと専業主婦の方を希望していたようですが、仕事をすることを応援してくれました。子どもができた場合の仕事と子育ての両立生活も気にかけ、色々考えていてくれることがわかったときに、一緒に人生を頑張っていけると思いました。
友情結婚をする上で特に必要だと思うことはなんですか?
ひとりの人間として信頼して好きになれること。ひとりの人間として信頼され好きになってもらえること。
お二人の関係は”友情”ですか?
私は「友情」ではないと思います。「友情」を超えて、「家族としての愛情」を築いている最中だと思います。
「結婚」を選択する場合、相手の人生に責任をもつことを覚悟します。なにがおきても、どんな状況でも、受け止め乗り越えようとする点は、友情を超えていると考えます。
【婚活中の方へ】
友情結婚の婚活中の方へアドバイスや伝えたい ことがあればお願いします。
「会ってみないとわからない」「3回は必ず会う」です。五感をフル活用して直接会うことが重要と思います。
一度は一般の結婚相談所で知り合った方と成婚直前まで話がすすみました。でもどうしても払拭できない嫌悪感がありました。あの時、我慢してすすめなくて本当に良かったと思っています。受け入れてもらえる場所は必ずあると思います。
【最後に】
実際にカラーズで活動してご成婚までの感想をお聞かせください。
自分自身のセクシャリティを認識し、カラーズに入会してからは、本当にあっと言う間に成婚まで辿り着けました。私にとって無理をしない、自然なままでの結婚生活を考えることができて幸せです。