沈黙を重苦しい雰囲気と感じずに、まるで家族と食事してるような感覚

家事も料理も一通りできるし、子供も望んでいなかったので結婚願望はもともとありませんでした。
仕事は順調だし特に寂しいわけでもないけど一人だとなにか足りない気がして、そんな時にふと結婚したいなと思うようになりました。
自分のセクシャリティや子供を希望していないことで結婚は遠い世界の出来事のように感じていたときに友情結婚を知りました。

結婚相談所で積極的に子供を希望しない形の一般婚活もしましたが、お相手を信頼や尊敬はできるのですがそれ以上の感情になることはなく、うまく進められず、婚活にプレッシャーを感じていました。
カラーズの入会相談の時に中村さんに「カラーズではハグやキスがしたいのならプロフィールにそう書いてもらう」と言われたのが印象的で求めていた結婚はこれだと思い入会しました。

パートナーと出会う前までは話し合い冊子での話し合いは殆どできていませんでした。
きちんと話し合い冊子を使って具体的に結婚に向けての確認をしていけたのはパートナーが初めてでした。

話し合い冊子での話し合いが出来ないので具体的なところに踏み込んでもはぐらかされることが多く、なんとなくの確認が続き、時間ばかりが過ぎていきました。
そこまで結婚したいわけではなかったと話し合いを突然終了されたりもしましたので、何を信じたらいいのか、誰の言葉を信じたら良いのかわからない疑心暗鬼の状態に陥ったこともありましたがアドバイザーの方に相談し、自分の考えを変えていきながら活動を進めていきました。

動物園や水族館、お互いの家に行ったりなどはしましたが、殆どが一緒にお昼ご飯を食べてその後に話し合い冊子の確認や将来の話をすることが多かったです。
レストランの候補選びや予約も交互にしていましたが地方なので個室に近いランチができるレストランは選択肢があまりなく苦労しました。
アクティブに活動することはあまりありませんでしたが、毎週直接あって結婚後はどうしたいかなどの話し合いをしていました。

お互いの結婚感や条件はもちろんですが、話し合い期間中に成婚退会したら何月には入籍したい、何月には同居したいなど、結婚するにはどう進めていくかの具体的なスケジュールを話し合えたことは大きかったです。

また、パートナーの家に招待されて一緒に食事した時に沈黙が続いても重苦しい雰囲気ではなく、まるで家族と食事してるような感覚になりました。
その時に結婚して一緒に生活するってこういうことなんだろうな、この人は自分の人柄をきちんと見てくれて、こういう雰囲気を作り出すことができる素敵な人なんだろうなと感じました。

話し合いをしていくとあたりまえですがお互い感じていることも、見ている世界も全然違うことに改めて気付かされます。
最初はお互いの意見のすり合わせだったのが、段々と思っていることを素直に話せてきて、パートナーの考えに対して自分が譲れる部分がないか自然に考えられるようになってきました。
完全に同じ世界は見えないだろうけど、パートナーの見ている世界を少しでも見ることができれば、自分が考えもつかないもっと違った新しい世界が見えてくるのかなと思えるようになってきました。

子供を望まない方は少ないことはわかっていたので、私としてはお相手から拒絶されない限りはきちんと向き合ってそのご縁を大切に活動しましたし、仕事や私生活を調整して最大限婚活に時間を当てられるように努力しました。

活動中にお見合いの回数や他の方とはどういう話し合いをしているのか聞かれたり、お相手が並行しているであろう方の話題が出たり、比較されたりして困ってしまうことがありました。
唯一パートナーだけはそのような発言がなく好感度が上がったとともに、他の方は些細なことで評価を落としているなと感じました。

カラーズの婚活でパートナーと出会えたことに感謝しています。
友情結婚活動を辞めるかどうか悩んでいた時期にパートナーとお見合いをして、元気をもらったり、話し合い期間中に自分が今まで考えたことのない新しい価値観を教えてもらったりと自分の人生にとってプラスになりました。

活動中は良いこともありましたが、様々な問題や悩みにも苦しんできましたので、アドバイザーの方に相談ができ、話を聞いてもらえる環境はとても助かりました。
アドバイザーの方の言葉で印象的なのが「結婚するまでどうなるか誰にもわからない、結婚してからもどうなるかわからない」「結婚は一人でするものではなく相手に選ばれないといけない」でまさにその言葉を体感した活動期間でした。