友情結婚の二人目出産

Vol. 32
投稿日

2026.04.02

こんにちは。カラーズに入会し、友情結婚(成婚退会)しました佐藤と申します。
大変ご無沙汰しています。前回の記事から1年以上間が空いてしまいました…。私生活がかなり慌ただしくなってしまい、お休みをいただいていました。
これからも少しずつ、友情結婚の実情についてお伝えできればと思います。よろしくお願いします。

私は今、高橋さんとの間に二人の子どもがいます。
一人目は里帰り出産ということもあり高橋さんは立ち合いをせず、二人目は立ち合いをしてもらいました。実は、一人目の時は「絶対に立ち合いをして欲しくない」と思っていたのですが、二人目の時は「立ち会って欲しい」という気持ちに変わりました。 その心境の変化が自分の中でも面白く、友情結婚ならではの気持ちもあったのかなと思い、振り返ってみます。

『Vol.11 友情結婚と妊娠期間』では、高橋さんが家事をたくさんしてくれたり、私の体調を気遣ってくれることに感謝しつつも「君はいいね、何も苦労が無くて」と思っていたと書いていました。

二人目に関してもその気持ちは全くないわけではなかったのですが(笑)、高橋さんが一人目のときと同じように家事をどんどんやってくれたことに加えて上の子の世話もしてくれたため、どちらかというと「私は私の責任をもって赤ちゃんを育てるから、後はよろしく!」と割り切れた部分もありました。

一人目のときよりも当然高橋さんと一緒に過ごした時間が長くなっていますし、上の子の育児を通じて連携もできるようになっていたからこそ、一人目は「私だけが頑張ってる、辛い思いをしている」と思いがちだったのに、二人目は「つわりがあるのは仕方ないから、それ以外は頼むぞ」とある意味甘えられるようになっていたのかもしれません。

『Vol.12 友情結婚の出産』でも書いているように、一人目のときは高橋さんに立ち合いをして欲しくないと思っていました。

友情結婚という関係性もあって、陣痛中によくある「夫に手を握ってもらう」「励ましてもらう」というのが特に必要ないと思っていたのと、自分だけ辛い状況にある中で立ち合いをされると「あなたは楽でいいね…」と思ったりしそうだなと思ったからです。また、一緒に住んでからそう長くなかったので、自分が出産するシーンを直に見られることにとても抵抗がありました。 里帰り出産だったため立ち会えるタイミングが読めないということで、病院にも立ち合いは母でとお願いし、実際に母のみが立ち合いをしました。病院の方の話では、出産の経験者でもある母親に立ち会ってもらう方も多いらしく、特に怪しまれる感じはありませんでした。

二人目が生まれるとなったとき、私は高橋さんに立ち合いして欲しいとお願いをしました。一人目のときとはすごい心境の変化ですよね。

立ち合いをして欲しかった理由は二つあります。

まず一つ目は、滅多にない経験でもあることから、上の子に立ち会って欲しいと思ったからです。上の子が立ち会う場合、自動的に高橋さんも立ち会ってもらうことになります。生まれる日時によっては立ち合いが無理なこともありますが、できれば立ち合いをして欲しいとバースプランには書いていました。こうやって生まれてきたんだよ、あなたの弟・妹だよ、と伝えたくて子どもの立ち合いを希望し、実際に立ち合いが叶いました。

二つ目は、私と高橋さんの中では子どもは二人と決めていたため、私が(おそらく)最後の出産になるからです。一人目のときは自分が出産しているシーンなんて見られたくないと思っていましたが、その時から数年経って高橋さんと一緒に過ごす時間も長くなり、見られたくない恥ずかしさが薄れていたのもあるかと思います。あとは、一人目で一度出産を経験したのもあって、「この程度なら見せられるかも…」と思ったのもあります。

一つ目の理由のように、出産なんて人生で何度もあるものではありません。この機会を逃したら高橋さんは自分の子どもが産まれた瞬間に立ち会えないままなんだなと思うと、立ち会ってもらってもいいかもと思うようになりました。 一人目のときと違って、二人目の方が私と高橋さんの夫婦としての時間が長くなっている分、自分の恥ずかしさよりも家族みんなで赤ちゃんを迎えたいという気持ちが大きくなっていました。

一人目は里帰りでしたが、二人目は上の子がいたこともあり、里帰りはせずに出産を迎えました。一人目は自然分娩で、二人目は出産後もワンオペで上の子を見る必要があることから、早期の体調回復を考えて無痛分娩を選びました。できれば上の子に立ち合いをして欲しいと思っていたため、怖がらせないように私が痛がっている様子を見せたくないと考えたのも無痛分娩を選んだ理由の一つです。

幸いなことに、二人目は家族みんなが揃っている時間帯に生まれてくれました。もうすぐで産まれそうというタイミングで高橋さんと上の子を病院に呼び、みんなで赤ちゃんの誕生を迎えることができました。

高橋さんは上の子を見てくれつつ、赤ちゃんの写真をたくさん撮ったりしてくれて、一人目のときには見られなかった様子を見られて私も嬉しかったです。 また、一人目のときは自分が痛みで叫んだり苦しんでいる様子を高橋さんに見られたくないという気持ちがあったのですが、実は一人目も(結果的に)叫ぶことがなく、二人目は無痛ということもあってそういう姿を見せずに済んだので、良かったかなと思います。

改めて振り返ってみると、特に何かを意識していたわけではないですが、私が高橋さんに対する気持ちは時間とともに変化しているように思います。

友情結婚してすぐのときは、当然一緒に住み始めて時間も経っていませんし、どこか遠慮があったり、「あくまで他人」と割り切っていた部分がありました。ですが今は、良くも悪くもお互いの本質が見えてきたり、協力しようと自然に思うようになっています。

長く同じ時間を過ごしているからか、「今同じこと考えてた~」となることもしばしば。子どもという共通の財産があることも、関係性が深められた大きな要因かもしれません。

sato
著者:佐藤

10代でノンセクシャルを知り、20代で恋愛結婚はできないと断念。一念発起してカラーズに入会後、友情結婚(成婚退会)しました。人工授精で子どもを授かり、現在は夫の高橋さんと協力しながら子育て真っ最中。元友情結婚活動者、結婚当事者のリアルな姿をお届けします。