お見合いした相手は1人のみ!私たちが「出会って3ヶ月」で結婚を決めた理由

Vol. 6
投稿日

2026.05.02

更新日

2026.05.07

サウニャンコ夫婦の妻、ミケ子です。

実は私、カラーズでの活動中に実際に会った方は1人のみ、つまり今の夫だけ、でした。なので、今回はその夫との話し合い期間中にどんなことをしていたか、またトランスジェンダーの夫との結婚を決断した際の気持ちなどをお話します。

私は、マッチングアプリは何度か使用していたものの、結婚相談所を使うのは初めてでした。しかも実態がまだよく分からない友情結婚専門の結婚相談所で一体どんな人がいるんだろうとドキドキしていました。

入会後、すぐに1人目(夫)の紹介メールが送られてきました。

相手のプロフィール文を見て、「あ!(良い意味で)普通の感じだ!」という印象を受け、ホッとしたのを覚えています。セクシャリティについて、トランスジェンダーとありましたが、特に気になりませんでした。

友情結婚が前提にある以上、相手のセクシャリティが結婚生活にそれほど影響を与えないと考えていたからです。また、子供をそこまで強く希望していなかったこともあるかもしれないです。条件も良くて、人柄も良さそう、ぜひ会ってみたい!と思いました。

初回のお見合いは相談所の方がセッティングをしてくれるので、指定された時間に、指定の場所に向かいます。

私の時はホテルのラウンジでした。席も予約してくれているので、お店の受付で名前を伝えて、予約の席につきます。なので、落ち合わせでまごつく心配はありません。

トランスジェンダーの人ってどんな人だろうとドキドキしつつ、いざ対面!してみると拍子抜けするぐらい本当に普通の男性でした。

なので私の所感としては、普通のマッチングアプリの初回お見合いとなんら変わらなかったです。私たちの場合は初回でセクシャリティの話はせず、仕事や趣味、家族の話をしました。会話のテンポ感もよく、居心地も悪くない、次もぜひ会いたいと思えた時間でした。

初回のお見合いで、お互いにまた次も会いたいとなれば、話し合い期間に突入します。所謂、仮交際期間のようなものです。

ここからは相手の連絡先を教えてもらえるので当人同士でやり取りをします。話し合い期間は3ヶ月、その間に相手と結婚するか、しないか、を決めます。

普通の結婚相談所と違う点でいうと、その間に話し合い冊子を完成させるというミッションが課せられます。

話し合い冊子とは、結婚後の齟齬がないように、生活スタイル・価値観をすり合わせて、2人でどんな結婚生活を送りたいかを明文化していくためのツールです。 

これがとても便利で、例えば、生活費をどうするか、怪我や病気になったときにどうするか、相手の家族との付き合い方など、ちょっと踏み込みづらい、けど結婚する上で絶対に避けて通れない項目が網羅されています。話しづらいことも強制的に話し合わざるを得ない状況にしてくれます。

まず最初に、それぞれ自分なりに項目を埋めて、それを見せ合い、2人が納得できるように意見をまとめていき、”2人の冊子”として落とし込んでいきます。

この作業がとても良くて、相手の大事にしていること、逆に気にしないことや、意見が食い違うときにどういう態度になるのか、などがよく分かるのです。

どれだけ2人の価値観が合うかを測るツールというよりかは、2人の意見が衝突するときに真価を発揮するもので、どこまでなら譲歩できるのか、2人が納得する方法を一緒に考えていける相手かどうかを見極める助けになります。

そんなわけで3ヶ月間で話し合い冊子を作成しつつ、結婚を見極めていきます。

3ヶ月というと短いような長いような期間ですが、私たちの場合、どんな頻度で、何をしていたかなというのを振り返ってみました。

09/25  初回お見合い
10/02  夜ご飯
10/16  1日お出掛け
10/25  電話
10/30  1日お出掛け
11/01   電話
11/03   夫の家
11/10   電話
11/13   小旅行
11/18   電話
11/25   夜ご飯
11/27   夫の家
12/06   電話
12/11   2人でカラーズで面談

この間意識していたことについてお話しします。

話し合い冊子の話をするときは、踏み込んだ話をするので、カフェなど周りに人がいる状況だと話し辛いです。なので、お互いの家に行ったときや電話をしながら進めていました。私たちは利用しなかったですが、カラオケやレンタルスペースなんかもいいかもしれないです。

あとは夫の提案で、結婚のイメージが湧くように家の内見に行ったり、結婚指輪を見に行ったり、ファイナンシャルプランナーに相談に行ったりしました。このおかげで話し合い冊子の内容がぐっと具体的になったと思います。

他にもあえて長時間一緒にいるような予定も立てました。ずっと一緒に居て居心地が悪くないか、疲れてきた時にどんな風になるのかが分かります。

あとは、会う頻度について、なるべく会う時間を作ろうと意識していました。

というのも友情結婚というのは、恋愛感情がない分、相手への関心が持ちづらい傾向があるかなと思います。会いたいというモチベーションが難しいというのをお互い理解していたからこそ出来るだけ時間を作っていました。

そんなこんなで私が夫との結婚を決断した理由は、最終的に納得のいく話し合い冊子が完成したこと、その過程の話し合いで信頼関係が築けていたことが大きいです。この先何かトラブルがあってもその都度話し合って、考え合って、前に進むことができる相手だと思ったからです。

なので、夫のトランスジェンダーというセクシャリティについては結婚の決断には何ら影響はありませんでした。何よりこの3ヶ月の間で相手のセクシャリティを意識すること自体がなかったです。

なので相手のセクシャリティについて先入観を持たず、プロフィールを見て、いいな!と思ったらぜひ会ってみるのをおすすめします。

以上がカラーズでの結婚活動中の出来事とパートナーを受け入れた時の心境でした。

現在カラーズで活動中の方や、友情結婚が気になっている方の参考になれば嬉しいです。

saunyanko
著者:サウニャンコ夫婦

【夫:トト丸】
トランスジェンダーでアセクシャル。2022年夏にカラーズに入会し、同年冬にパートナーと成婚退会。現在は妻のミケ子と、猫4匹と穏やかな日々を過ごしている。恋愛を前提としない「友情結婚」という選択肢や、マイノリティとしての婚活経験を共有したいと思い、ブログに参加。名前の由来は共通の趣味のサウナ、猫から。

【妻:ミケ子】
ノンセクシャル。2022年夏にカラーズに入会し、同年冬にパートナーと成婚退会。現在は夫のトト丸と、猫4匹と穏やかな日々を過ごしている。恋愛を前提としない「友情結婚」という選択肢や、マイノリティとしての婚活経験を共有したいと思い、ブログに参加。名前の由来は共通の趣味のサウナ、猫から。