友情結婚3年目のリアル――猫4匹と、僕たちの「普通」な日々
Vol. 7
こんにちは。サウニャンコ夫婦の夫、トト丸です。
前回の記事では、3名の方との話し合いを経て、最終的にAさん(現在の妻・ミケ子)との成婚退会を決意するまでの心の動きをお話ししました。
今回はいよいよ、成婚後の「現在の暮らし」についてお届けします。
友情結婚って、実際どんな感じなの?猫との生活は?予想と違ったことは?
正直に書いていきます。
現在の我が家の住人たち
成婚退会から3年。現在の我が家には、僕とミケ子、そして4匹の猫が暮らしています。
個性豊かな4匹がいることで、毎日とにかく賑やかで、退屈する暇がありません。
誰かが走り出せば誰かが追いかけ、取っ組み合いが始まる。喧嘩になることもあれば、仲良く窓の外を眺めていることもある。
気づけば家のあちこちで伸びていたり、深夜の運動会が始まっていたり。
ごはん、トイレ、遊び、時に病院。4匹分のお世話は決して楽ではありませんが、ミケ子と「今日はこっちやるね」「じゃあそっちお願い」と自然に役割分担ができていて、二人で協力しながら回しています。
婚活中「猫だけは絶対に譲れない!」と心に決めていたあの頃の自分に、今の4匹との暮らしを見せてあげたいです。
「友情結婚」の日常って、どんな感じ?
よく聞かれるのが「友情結婚って、普通の夫婦と何が違うの?」という質問です。
正直に言うと、違う部分よりも似ている部分のほうが多いです。
朝起きて、支度をして、猫と遊んで、それぞれ仕事に行って、帰ってきたら猫の様子を確認して、また遊ぶ。
帰りの時間が合う時は「夕飯どうする?」と相談して、話しながら食べて、また猫たちと遊んで寝る。そんな、ごく普通の毎日です。
違いといえば、やたら猫要素が多いことくらいでしょうか(笑)。
その日あったこと、仕事のこと、猫のこと。お互い話したいことを、気を遣わずに話せている気がします。
正直に言う、予想と違ったこと
ポジティブなことばかり書いても仕方がないので、正直なところも書いておきます。
共同生活においては、「話し合い冊子で詰めたはずのこと」が実際に暮らしてみると想像とずれることもありました。衛生観念や生活リズムは、紙の上での合意と一緒に暮らしてからとでは、やはり少し違います。
なんとなく雰囲気で受け入れる部分もあれば、どうしても気になるときは言葉に出して伝えるようにしています。
土日の過ごし方も、話し合い期間のときは月に1回は2人でいようと決めていましたが、実際は予定のあるときもないときもあり、一緒にいる時間が多い月もあれば、全然合わない月もあります。
外食の頻度も月1、2回と決めていましたが、実際はもっと多いです。
あと、実は話し合い期間のとき、お互い子供は欲しいと希望していました。
しかし、いざ結婚して猫を譲り受け、猫のいる生活をしてみると、どんどん猫中心になっていきました。
当時住んでいたマンションが狭く、日当たりも悪かったので、猫たちが小さいうちに住環境を整えてあげたいという気持ちが強くなり、猫のための家を建てることを決意。
あれよあれよと家は建ち、今はその家に住んでいます。
そんなこんなで、3年が経っていました。
子供をどうするかは、定期的にお互いの意思を確認しながら話し合っています。
今は、猫たちが健康でのんびりと楽しそうに暮らしている姿を見ることが、何より幸せです。
最初の予定とは違うけれど、お互いが納得しているならそれでいいんじゃない?というのが、今の僕たちの答えです。
3年経って思うこと
成婚後、両家顔合わせを済ませ、3ヶ月後に入籍、その4ヶ月後には結婚式を挙げました。
さらにその半年後には家を建てる計画が始まっていました。
この3年間で「結婚式」と「家づくり」という大規模プロジェクトを2つやり遂げたことで、ずいぶん絆が深まったと思っています。
特に結婚式のときはお互いまだよくわかっていない部分も多く、探り探りでした。
その都度、話し合う時間を作り、お互いの意見を伝え、二人にとって何がベストかを一緒に探っていく。適度な距離を保ちながらも、向き合うときはちゃんと向き合う。
そして、日々の感謝を忘れないこと。
無理をせず過ごせる関係性を築けているのは、友情結婚だったからこそだろうなと、改めて感じています。
恋人がいた時は、相手に好きでいてもらわなきゃと気を使う部分も多かったですが、今のミケ子との生活ではそれが全くなくなりました。本当に気が楽です。
婚活前の僕は「結婚したら一生、性的接触が必要なんだ……」とか「子供は持ったほうがいいんだろう」と、どこか義務のように感じていました。
でも、実際に結婚してみると、そんなことはありませんでした。友情結婚だろうが、子供がいないだろうが、家族の形はそれぞれ違う。
その時々で話し合いをして、お互い納得した道へ進めればそれでいい。
今はそう思っています。
この3年で、僕はこの形がベストだと胸を張って言えるようになりました。
もし今「自分みたいな人間が結婚なんてできるのかな」と不安を感じている方がいたら、この記事が少しでも希望になれば嬉しいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!