「入籍前に同棲したい」の危険性

こんにちは!サポートスタッフのサリー富多です。
「サリーさん、私入籍する前に同棲したいと思っています。」
毎月多くの会員さまと面談や三者面談でお話していると、時々聞くこの言葉。

実はこの考えをする方、全く問題ない方と【婚約解消になる可能性が高い方】の二通りいらっしゃいまして…。
この違いについて今日はお話したいと思います!
もしご自身が入籍前の同棲を望んでいたり、もしくはお相手からそう提案された方はぜひ読んでくださいませ。

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世間一般の入籍と同棲のタイミングは?

最初に世間一般の入籍のタイミングを見てみましょう。
大きく「結婚式前」「結婚式当日」「結婚式後」の3つに分けられます。
ゼクシィの「結婚トレンド調査2022」によると、結婚式よりも前に入籍したと回答したカップルは93.8%、結婚式当日に入籍したと回答したカップルは1.8%、結婚式の日よりもあとに挙げたと回答したカップルは3.4%となっています。

区切りである結婚式よりも前に入籍する方がほとんどですね。
最近は結婚式をしたいと希望する方は少なめな印象なので、結婚式をしない会員さまにはこのデータはあまり関係ないかもしれません。

では世間一般の入籍と同棲のタイミングはどうでしょう?
入籍1年前から1ヶ月前に同棲する方が50%ほど。時期でいうと平均4.7ヶ月前に同棲スタートだそう。実は半数の方が入籍前に同棲をスタートしています。

ただし、これは世間一般のおはなしです。
つまり恋愛感情がある2人ということです。
結婚相談所で成婚された方も恋愛感情があるから結婚を決めた方がほとんど。
彼らは「好きだから少しでも早く長く一緒にいたい」「結婚式の準備が捗る」「お金が節約できて結婚式の資金が貯めやすくなる」などの理由から入籍前に同居を始めるようです。

なぜ入籍前に同棲したいの?

では恋愛感情がないカラーズの会員さまが、入籍前に同棲したい理由はなんでしょうか?
先にお伝えしたように入籍前の同棲を考えている方は二通りいらっしゃいます。

①全く問題ない方の目的

こちらの目的は人によって様々です。

・今住んでいる部屋の更新タイミングが入籍したい時期よりも早かった
・早く一緒に住むことで家賃や光熱費などの節約ができる
・家事の分担を決めたり、お互いの生活リズムを早めに合わせることができる

などなど。つまり【入籍するのは決めている。という前提】があり、「同棲(同居)のタイミングは目的によって前後するよね」という気持ちなのです。

②婚約解消になる可能性が高い方の目的

こちらの方々はみんな目的が同じです。

「一緒に住んでみないと分からないことがある。入籍して同居した後に違いが分かって離婚したくないです」

この発言をした方の根底には「同棲してみて嫌だったら別れたい。婚約解消したい」があるのです。
つまり成婚はしたけど入籍を決めていないということ。

何にフォーカスしてる?二つのパターンを分析してみよう

考え方は人それぞれですし、人生何が起こるかわからない。
婚約解消が絶対ダメとも思っていません。
でも友情結婚であること、結婚相談所で成婚費があることなどを踏まえてこの差について説明しますね。

結論から言うと①と②は「何にフォーカスしているか」が大きく違います。

①は「お互いの価値観や生活習慣は違っているのが当たり前。どうやって歩み寄ってお互いがストレスなく楽しく暮らしていけるか一緒に考えよう」と言います。
どうやって合わせていこうか、にフォーカスしていますね。

そして②は「同棲してみて嫌だったら別れたい」がベースなので、
お互いの違いにフォーカスしています。

違いがあるのが当たり前なのに違いにフォーカスしすぎると「ここも違う、あそこも違う。うわっ!これも違うんだ〜!」と過剰反応し、2人の違いがどんどん拡大されていきます。
そんな考え方で同棲をしたら、うまくいかなくなる方が自然な流れですよね。

私が三者面談で会員さんたちにお伝えし続けていることがあります。
「お互いに日本語が通じるから、同じ日本人だからついつい「同じ」意識が出てしまう。だから違いを見るとビックリしちゃうのよね。
でもみんな一人ひとり違う人間だし、性格や価値観、育った環境や出会った人も違うのだから、自分の普通は相手の非常識だ、くらいに思っておいてね。

日本では電車が時間通りに来るのが当たり前だけど海外では遅れるのが当たり前、というのと同じ感覚でいた方がいい。
違う国の人どころか、違う星の人くらいでちょうど良いよ。
全てに同意するのでなく、理解するだけで十分なこといっぱいあるよ。
そして違いを楽しめるくらいに心の余裕があった方が、お互いに優しくなれるよ。
お互いに完璧じゃないということも意識すると優しくなれる。」
(ただし我慢や無理矢理合わせるはNG!言いたいことはしっかり伝え合いましょうね)

カラーズという性行為なしの結婚ができる環境で頑張ってきた2人。
そして母数が少ない中で出会えて、話し合い期間も乗り越え成婚した2人です。

違いがあって当たり前。
お互いの違いを楽しんで認め合い、「どうやって歩み寄ってお互いがストレスなく楽しく暮らしていけるか一緒に考えよう」の精神で成婚後も向かい合っていただけたらと思います。

その気持ちがベースにあれば、入籍同棲どちらが先になろうとも全く問題ないでしょう。

 

【オマケ情報】
ちなみにはるか遠い昔の私の話ですが、恋愛結婚だけど心の楽さの部分が参考になるかもなのでお伝えします。

私は結婚式予定日の5ヶ月前に入籍しました(同居は結婚式後)。
結婚式や同居の前に入籍して良かったことは、姓変更の手続きが落ち着いてできたことです。
運転免許証、銀行口座、クレジットカード、携帯電話、保険関連、パスポート、今ならマイナンバーカードの名義変更など、姓が変わる側は面倒な変更手続きがたくさんあります。
本当に面倒なので、お相手は感謝の気持ちを伝えてあげてくださいね。
ちなみに私は自分の旧姓があまり好きではなかったので、苗字が変わるのが嬉しくて。
この作業はとてもワクワクでやっていました笑

面倒さはどのタイミングでやっても変わらないですが、入籍前のいつもの生活ペースでできたことは心の余裕さがあり、ストレスなく進められました。

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サリー
著者:サリー

カラーズでは、設立当初の2015年より多くの方の撮影やスタイリングを担当しています。その中から多数ご成婚カップルも出ています。また、2020年からは話し合い冊子作成サポートやお見合い練習、カウンセリングなど、実践やマインドのサポートもさせていただいております。

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