【誤解】友情結婚は財布は別?「お金で揉めない」夫婦の常識
「友情結婚って恋愛感情がないから、お金の管理もお互い干渉せず『財布は別』ですよね?」
入会相談などで、このようなご質問をいただくことがよくあります。 友情結婚=他人行儀=お財布も別々、という連想ゲームなのかもしれませんが、結論から言います。
「うちは夫婦で財布が完全に別」←これ、法律上ありえません。
「財布は別」と信じていると、将来離婚する時に痛い目を見たり、思わぬ税金がかかったりすることをご存知でしょうか? 今回は、多くの人が勘違いしている「友情結婚のお金事情」について、法律の落とし穴や、揉めないための具体的な管理方法を解説します。
YouTubeでも詳しく解説しています。まずはこちらの動画もご覧ください!
目次
誤解1:「財布が別」は法的にありえない
まず、情報のアップデートをしましょう。「友情結婚だから」とか「恋愛結婚だから」とか、結婚のスタイルは関係ありません。 どんな形であれ、入籍して夫婦になった瞬間、法律上は「運命共同体」になります。
結婚生活の中で夫婦が協力して築いた財産は、どちらの名義の口座に入っていようと、法律上は「共有財産」とみなされます。 たまに「入籍だけして、生活もお財布も全部別にしたいんですが」というお問い合わせもいただきますが、これには「離婚時のリスクを考えていますか?」とお伝えしています。 もし離婚することになった場合、財産分与が発生します。一般的に収入が多い側が損をする形になりますし、そもそも「お互いのお金を知らない」状態だと、離婚協議は泥沼化します。 お金で揉めている時の人間が一番醜い…と言っても過言ではないほど、精神的にも消耗します。だからこそ、最初が肝心なのです。
誤解2:夫婦間のお金の移動は自由?(税金の落とし穴)
「夫婦なんだから、お金のやり取りは自由でしょ?」 そう思っている方、要注意です。ここには贈与税という落とし穴があります。
例えば、夫から妻へ「いつもありがとう」と現金200万円を渡したとします。生活費としてではなく、明らかなプレゼントや資産移動としてです。 この場合、110万円を超える部分に「贈与税」がかかる可能性があります。
- 生活費や常識の範囲内のプレゼント: 非課税
- 110万円を超える資産の移動: 課税対象
「みんなやってるし、バレないでしょ?」と思うかもしれません。これは車のスピード違反と同じです。 その場に警察(税務署)がいないから捕まっていないだけで、ルール上は違反です。 将来、家を買う時などに資金の出所を調べられ、「このお金はどうしたんですか?」と指摘されるリスクがあるのです。
「財布を一緒にする」の本当の意味
では、これからの時代、どう管理するのが正解なのでしょうか? 「財布を一緒にする」と言っても、一つの口座に全額いれることだけが正解ではありません。
大切なのは以下の2点です。
- 家計の透明化(ガラス張りにする) お互いの収支を把握し、家族全体で今いくら資産があるのかをオープンにすること。
- 共通目標の設定 「教育費」「老後資金」「住宅購入」など、2人で同じ目標に向かって協力すること。
(ただし、結婚前の貯金に関してはブラックボックスでOK!そこは法的に共有財産ではないので)。
どう管理する?具体的な3つのパターン
「透明化」さえできていれば、管理方法は自分たちに合うスタイルでOKです。代表的な3つのパターンをご紹介します。
1. 【全額集約・お小遣い制】
- 方法: 2人の収入を一度すべて一つの口座に集め、そこから生活費を払い、残りからお小遣いをもらう。
- 特徴: 昔の専業主婦家庭に多かったスタイル。資産形成の計画は立てやすいですが、共働き夫婦だと窮屈に感じることも。
2. 【共通口座・定額入金制】(おすすめ!)
- 方法: 生活費用の共通口座を作り、お互い決まった額(例:15万円ずつ)を入金。残りは各自で管理。
- 特徴: 共働きに人気の合理的スタイル。自立性を保ちつつ公平に分担できます。ただし、相手の貯金額が不透明になりがちなので、定期的な情報共有が必要です。
3. 【項目別・役割分担制】
- 方法: 「家賃は夫」「食費は妻」のように支払う項目で分ける。
- 特徴: 管理は楽ですが、支出額の変動で不公平感が出やすいので注意が必要。
まとめ:友情結婚こそ「ビジネスライク」に話し合おう
お金の話を避けるのは一番のリスクです。 その点、カラーズでの活動には「話し合い冊子」などのツールがあるため、友情結婚の方こそ、感情論抜きでビジネスライクに、合理的な資金計画を立てやすいというメリットがあります。
「私たちの未来のために、子どものために、お金の管理どうしようか?」
ぜひ、そんな前向きなテーマで話し合ってみてください。 お金のクリアさは、心の安定と信頼関係に直結します。
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「金銭関係をよく詰めて話したいと考えている方は「日本FP協会」さんのキャッシュフロー計算書を使われることをオススメします。」
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出典:日本FP協会「便利ツールで家計をチェック」
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【書籍情報】
書名: 『友情結婚 新しい結婚の選択肢』
著者: 中村 光沙 出版社: 幻冬舎
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