カミングアウトの価値観の違い。人それぞれの価値観

こんにちは、カラーズスタッフケンです。
カラーズのお手伝いをし始めてから、今までにはあったことのないセクシャリティだったり、考え方を持っている人にたくさん会っていると思います。

「男性を好きな男性」というくくりだけでも、いわゆるバリバリのゲイもいれば、ゲイであることを自認しているけど活動はしていない人。男性に性的な興味はあるが恋愛感情はない人。男性のことが好きだけど、女性とも性行為ができるのでバイセクシャルであると自認している人。

ゲイといっても多種多様。ゲイとは?

それはちょっと違うから他人の意見を聞いてみたほうがいいかも?っていう人も少なくはないですが、基本的にセクシャリティは十人十色ですので、それぞれがそれぞれに自認できればいいものかなと思います。

ただ、カラーズの門をたたいてくれる方や活動している方の中に少なからず「自分の型にはめて」相手を受入れられない人がいるように感じているので、例を挙げてみようと思います。

安心かつ効率良く友情結婚相手を探せる
カラーズに入会相談を申し込む

男女の常識:婚活がうまくいかないのは相手のせい?

世の中の男女の常識を、友情結婚の婚活でも「押し付けてくる人」が少なからずいるようです。
お見合いや、話し合い(デート)の費用は男性が払うのが当たり前。そのような常識のない人をカラーズが紹介してくるなんて信じられない。
男性なのに、話し合いをリードしてくれない。
話し合いの場所が居酒屋などで雰囲気を考えていない。
私に興味がなく、話が続かない。
等々・・・・。

もちろんそういう要望をかなえてくれる人もいるかもしれませんが、カラーズに入会している男性のほとんどが女性に恋愛、性的感情がありません。
男性に対し「恋愛感情がある女性に対しての行動」を求めても、需要と供給が成り立っていないことに気が付かないといけないと思います。

婚活がうまくいっていない人は、男性も女性も共に「相手のせい」にしている人が多いように感じます。

一般的な恋愛と違って・・・いや本当は一緒だと思うんですが、二人で今後のことをしっかり考えていかなければいけないんですよ。
カラーズに入会してくれる会員様は、自立して生きている方が男女とも多いです。今までも自分で判断してここまで来たのだと思います。なのに婚活を始めたら突然相手に判断をゆだねるのは違うと思いますよね。

とはいえ、世間体を気にして婚活をしている人も少なくないと思いますので、男女の常識も不要とは言えません。大切なのは押し付けてはいけないという事ですね。

カミングアウトの考え方

カミングアウトの考え方についてもいろいろな意見があると思います。
友情結婚においてのカミングアウトは三通りあると思います。

・セクシャリティのカミングアウト
・友情結婚のカミングアウト
・子供へのカミングアウト

セクシャリティのカミングアウトというのはいわゆる自分がセクシャルマイノリティであることを世間に公表しているかどうかです。
友情結婚のカミングアウトは、自分は婚姻関係を結んでいるが、それは友情結婚であり、結婚相手と性愛の関係はもっていないことを公表するかどうかです。
子供へのカミングアウトは、読んで字のごとしですが、友情結婚の末にお子様を授かった場合に、そのお子様に自分たちのことをカミングアウトするかどうかです。

ケンのカミングアウト

セクシャリティのカミングアウト

私の話をしましょう。

セクシャリティのカミングアウトについてですが、自分としてはカミングアウトをしていないクローズドゲイであると考えています。

親兄弟、親戚、会社の人や仕事の関係者を含めて、自分がゲイであることは伝えていません。ただ、僕はゲイ活動をしていますので、例えばゲイ友達は僕のことをゲイだと知っています。ゲイバーで会う人達は僕のことをゲイだと知っていると思います。(わざわざゲイですと自己紹介をすることはないのでw)
もっと細かいことを言うと、会社の中でゲイの方がいて仲良くしているので、会社の中でも当事者の方は僕のことをゲイだと知っています。
ゲイの友達の友達である女性(ノンケ)が僕のことをゲイだと知っていることもあります。
そういえば、社長も他のスタッフもその家族もいわゆるノンケですが、彼女たちも僕のことをゲイだと知っています。

本当にクローズの方から見たら「そんなにオープンじゃないですか!」って思うかもしれませんが、自分がゲイであることを公表していないという意味で「カミングアウトはしていない」と思っています。

もちろん誰にも言っていない人に比べればリスクはあると思いますが、ゲイバーに行ったからと言って個人情報を晒して歩いているわけではありません。ゲイの友達と言っても仲の良い人以外は個人情報を交わしたりはしません。
ゲイの世界にはゲイの世界の常識があって、小さなコミュニティの中でその常識を守りながら生きている人がほとんどです。

この状況を「カミングアウトしている」と感じる人がいるのであれば、それは仕方ないと思いますが、カムアウトしているかしていないかも自己申告です。僕のような考え方の人もいるという事を理解した上で、気になるのであれば話し合わないといけないと思います。「カミングアウトしていない」とプロフィールに書いてあるのに話が違うと思うのは勝手ですが、それこそ勝手な思い込みからの思い込みです。何事も自分の尺度だけで考えるのはやめたほうが良いかと思いますよ。

友情結婚のカミングアウト

ただ、そんな僕ですが友情結婚していることはほとんどの人に話していません。
親兄弟や仕事関係はもちろん、ゲイの友人や知人にもほとんど言っていません。その理由は簡単です「友情結婚に否定的な人が多いから」

友情結婚=偽装結婚であると思っている人はまだまだ少なくないです。また、ゲイのくせに女性と結婚するなんて!と攻撃してくる人もいます。そういった世の中ですのでゲイの世界では友情結婚したことを隠しています。それに伴うデメリットもたくさんあるのですが、その話はCFCででも話しましょう!

子供へのカミングアウト

子供へのカムアウトについては僕は子供がいないので多くは語れないですが、友人や成婚者の方たちともその考え方については話題に上がることが少なくないです。正解はないと思いますが、それぞれにとってベストになるようにしたいなと思います。

 

自分の話が一番長くなってしまった気がするのですが・・・言いたかったのは価値観は人それぞれなので、押し付けてはいけないですよという事。理解できない!と否定してしまうのではなく、受け入れられるのかどうかをよく考えてみてください。

それはセクシャリティの話だけではなく、生活の中でたくさん発生することですので、否定から入る人は他人と生活するのは大変ですよ。。。

でわでわ

安心かつ効率良く友情結婚相手を探せる
カラーズに入会相談を申し込む
ケン
著者:ケン

ゲイで友情結婚経験者。主に成婚後の会員様のコミュニティーサポートを行っております。自分が経験者であること、成婚者のコミュニティーでの情報などを加味して、会員の皆さんから、活動中の悩みだけでなく、結婚後の実状などについてもご相談を受けています。

記事を検索する

下三角
下三角