人との接触が嫌!考えられる4つの理由とは?

「人との接触が嫌」「親しい相手でも急に触れられると不快感がある」など、人からの接触が苦手だったり嫌悪感を抱いたりすることはありませんか?

人との接触が嫌だと感じている方は決して少なくありません。

本記事では人との接触が嫌だと感じる4つの理由や当事者が困ることなどについて詳しく解説します。

人との接触が嫌といっても、「家族や友人なら大丈夫だけど他人から触れられるのは無理」「相手が誰であっても無理」など、触れられる相手によって感じ方が異なるケースがあります。

また、恋愛的・性的な目的で触れられることが嫌といった、接触の目的によって感じ方が異なるケースもあるなど、「人との接触が嫌」といっても感じ方は人それぞれ異なります。

「人との接触が嫌!」と感じる理由も人それぞれ異なります。

考えられる主な理由としては以下の4つが挙げられます。

①パーソナルスペースが人より広い
②トラウマがある
③触覚過敏の可能性がある
④セクシャリティが関係している

それぞれの理由について詳しくみていきましょう。

①パーソナルスペースが人より広い

パーソナルスペースとは、他者から近づかれたときに不快に感じる空間のことです。

一般的には以下のように分類されています。

分類    概要距離     
公衆距離    面識のない相手との適切とされる距離感。
セミナーの講演者と参加者など。
3.5m以上       
社会距離面識はあるが親しいわけではない相手との距離感。
会社の上司や取引先など。
1.2m~3.5m
個体距離互いの表情を読み取れ、手を伸ばせば触れられる親しい相手との距離感。友人や会社の同僚など。45cm~1.2m
密接距離家族やパートナーなど、極めて親しい相手との距離感。子どもを抱っこしたりパートナーとスキンシップをとったりできる範囲。0cm~45cm

参照:医療法人社団 平成医会「パーソナルスペースから学ぶコミュニケーション法

しかし、実際のパーソナルスペースは人によって違いがあります。

人よりパーソナルスペースが広い方は、極めて親しい相手であっても突然触れられると驚いたり嫌悪感を抱いたりすることがあります。

また、パーソナルスペースは年齢とともに広くなり、40歳頃をピークに狭くなっていくようです。つまり、「年々人との接触が嫌になってきた」というように感じ方に変化が現れている場合は、パーソナルスペースが関係しているのかもしれません。

②トラウマがある

過去に他者から触れられることによってトラウマを抱えている場合、そのトラウマが原因で人との接触に嫌悪感を抱いている可能性があります。

具体的な経験としては、暴力を振るわれたりセクハラを受けたりするなどが挙げられます。トラウマを抱えた方が他者から接触されると、息苦しさを感じることやパニック障害を起こすことがあるようです。

このように、過去の経験がトラウマになり、人との接触に嫌悪感を感じるようになるケースがあります。

③触覚過敏の可能性がある

触覚過敏は感覚過敏の1種で、皮膚に触れるものに敏感になり苦痛や不快感が生じる状態のことです。

触覚過敏の具体的な例には以下のようなものが挙げられます。

  • 洋服を着たときにかゆくなったりチクチクしたりする
  • 化粧をすると顔が気持ち悪く感じる
  • 肌が濡れると不快な気持ちになる

上記のような例に当てはまる場合、触覚過敏の可能性があります。触覚過敏の方は他者からの接触も苦手なケースが多く、握手すら不快に感じる方もいるようです。

④セクシャリティが関係している

人との接触が嫌と感じる背景に、セクシャリティが関係している可能性もあります。セクシャリティは人の数だけあるといわれており、なかには他者との接触に嫌悪感を抱くセクシャリティも存在します。

例えば、アセクシャルは他者に恋愛感情や性的欲求を抱かないセクシャリティです。親しい相手であってもスキンシップをとったり性行為をしたりすることは苦手、避けたいと感じることがあります。

このように、自分では気づいていないだけで人との接触が苦手なセクシャリティである可能性もあるでしょう。

ただし、「人との接触が嫌=アセクシャル」というわけではありません。セクシャリティを無理にはっきりさせる必要もないため、他者から接触されたときの感じ方や自分のセクシャリティとじっくり向き合ってみてください。
関連記事:アセクシャルとは

理由は人それぞれ異なりますが、人との接触が嫌な方が困ることには以下のような例が挙げられます。

①人混みや満員電車のなかに行けない
②人との接触がある業務をおこなえない
③恋愛や結婚ができないかもしれないと不安

それぞれの内容を詳しくみていきましょう。

①人混みや満員電車のなかに行けない

人との接触が嫌な方は、人混みや満員電車といった人との接触が避けられない場所へ行けないために、行動範囲や移動手段が制限されがちです。なかには学校や職場に行くことができず、不登校や欠勤・退職につながるケースもあります。

②人との接触がある業務をおこなえない

特に接客業では業務のなかで人との接触を避けられない場面があるでしょう。人との接触が嫌な方は、人と接触する業務をおこなえない、もしくは業務をおこなうにあたって過度なストレスを感じることがあります。最悪、欠勤や退職につながるケースもあるでしょう。

③恋愛や結婚ができないかもしれないと不安

パートナーとのスキンシップや性行為が前提のイメージがある恋愛や結婚も、人との接触が嫌な方にとっては自分にできるか不安があるでしょう。

「人との接触が嫌」という感じ方は病気でもないため、根本的な治療方法が確立されているわけではありません。

しかし、トラウマが原因であればカウンセリングを受けたり、触覚過敏が原因であればパートナーに配慮を求めたりするなどで、不快感や嫌悪感を少しだけ軽減させることはできるかもしれません。

また、人の数だけセクシャリティがあるといわれていると同時に、パートナーや家族のあり方も多様化しています。そのため、セクシャリティの関係で人との接触が嫌だと感じる場合は、接触のない付き合いや結婚も選択肢のひとつです。

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人との接触が嫌だと感じる方のなかで、「普通じゃない」「人と違う」と不安に感じてしまうことがあるかもしれません。人との接触が嫌と感じる理由も人それぞれ異なります。

しかし、人との接触が嫌と感じる理由によっては、カウンセリングを受けたり周囲に協力を求めたりするなど、感じ方に変化が現れたりストレスが軽減される可能性もあります。人との接触が嫌な自分を否定せず、自分らしくいられる選択肢を見つけてみてください。

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代表中村
著者:代表中村

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