LGBT・マイノリティ
こんにちは、カラーズの藤田です。
友情結婚のご相談を受ける中で、女性側からよく伺うのが「名字(姓)を変えたくない」というご希望です。
以前もこのテーマでブログを書きましたが(過去記事はこちら)、最近改めて感じるのは、「手続きが面倒」「愛着がある」という理由で、せっかくのご縁を遠ざけてしまっている方が多いな、ということです。
厳しいことを言うようですが、今の日本の制度を知れば、その理由は意外と「取るに足らないこと」かもしれません。
目次
「銀行、免許証、カード……全部変えるなんて気が遠くなる!」 慣れ親しんだ名前を書き換える作業が山積みだと思うと、、、そのお気持ちはわかります。
でも、考えてみてください。その手続き、一生続くわけではありませんよね?
【やることリスト】
今はマイナンバーカード一枚あれば、驚くほどスムーズに進みます。
「手続きに追われて一ヶ月が終わる」なんてことはありません。集中して動けば、実質数日間の手間で終わるタスクです。
わずか数日間の手間と、これから数十年続くかもしれない「理想のパートナーとの生活」。
この二つを天秤にかけたとき、答えはもう出ているはずです。
手続きという一時的なハードルを理由に、素晴らしいご縁を逃してしまうのは、あまりにももったいないこと。スペックや相性が抜群のお相手を「名字が変わるから」とお断りし続けてしまうのは、実はチャンスを自分で捨てているのと同じかもしれませんよ。
「仕事で実績を積んできた旧姓を使えなくなるのは嫌」「アイデンティティが消える気がする」という不安。 実はこれ、数年前までの古い常識に基づいた思い込みかもしれません。
今や国を挙げて「旧姓使用」を推進しています。
これらに旧姓が併記されていれば、実生活で「旧姓の自分」を証明できないシーンはほぼありません。
「仕事上の実績」を途切れさせないための制度も整っています。
ここが「面倒」と言われる最大のポイントでしたが、銀行側も対応を進めています。
「昔は仕事で旧姓を使うのは一部の特例」という空気がありましたが、今は違います。 職場で旧姓を使い続け、プライベートの公的書類にはカッコ書きで旧姓を添える。これで、あなたの「愛着」も「実績」も守られます。
「名字を変えたくないから、姓変更してくれるお相手しか選びません」 そう言い切ってしまう前に、一度調べてみてください。
今の制度なら、名字を変えてもあなたの「自分らしさ」は1ミリも損なわれません。
もう一度言いますが、手続きのわずらわしさという一時的なハードルを理由に、素晴らしい出会いを逃してしまうのは、本当にもったいないことですよ!
ここまでの話を読んで、「制度が整っているのはわかった。でも、だったら男性側が名字を変えてもいいはずでは?」と感じた方もいらっしゃるでしょう。
その通りです。日本の法律では、夫婦どちらの姓を名乗るか選ぶことができます。
カラーズの成婚者様の中にも、男性側が名字を変えたケースは実際にあります。
「自分はこだわりがないから、彼女のキャリアを優先して僕が変えるよ」という柔軟な男性も、少数ですが確実にいらっしゃいます。
ただ、現実をお伝えすると、これは本当にごく少数。「奇跡のような確率」と言っても過言ではありません。
なぜなら、結婚は二人だけの話し合いでは済まないという大きな壁があるからです。
本人は「こだわらない」と言っていても、親御さんはそうやすやすと受け入れないものです。「自分の親は放任主義だから大丈夫」と言っていた男性が、いざ親に切り出した途端、いつもは寛大な親が「家名が絶えるのは困る」「世間体がある」と猛反対。
結局、板挟みになった男性が「やはり姓変更はできません」と断念せざるを得なくなったケースを、私たちは何度も見てきました。
では、男性側に名字を変えてもらうのは不可能なのか?
というと、決してそんなことはありません。親御さんを納得させ、男性側に「名字を変える決断」をさせるには、感情論ではなく「圧倒的な実利(メリット)」が鍵となります。
例えば、以下のようなケースでは話がスムーズに進むことがあります。
「名字を変えてもらう」ことを希望するなら、お相手やそのご家族に対して「名字を変えてでも、この人と結婚する価値がある」と思わせるだけのメリットを提示できるかどうかが、現実的な分かれ道になります。
もしあなたが「どうしても変えたくない、でもお相手にメリットを提示できるほどでもない……」と悩むなら、それはお相手と「家制度への価値観」をすり合わせる絶好のチャンスです。
「名字を変えるのが当たり前」と思い込んでいる男性に、今回紹介した「旧姓併記」の知識を共有した上で、「二人の場合はどうするのがベストか」をフラットに話し合ってみてください。
「名字を変えたくない」という気持ちの裏側に、「対等な関係でありたい」という願いがあるのなら、名字という形式以上に、普段の生活ルールや家事分担でバランスを取るという解決策もあります。
「どちらが折れるか」という対立ではなく、「二人にとって一番ストレスがなく、かつ親を説得しやすい形はどれか」という視点で考えてみると、今まで「絶対無理!」と思っていた壁が、案外低く見えるかもしれません。
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【書籍情報】
書名: 『友情結婚 新しい結婚の選択肢』
著者: 中村 光沙 出版社: 幻冬舎
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