友情結婚って実際どう?アセクシャル・子ども希望なしで成婚退会したカラーズOGが語る「婚活の現実と夫婦生活」
はじめまして! 友情結婚相談所カラーズで婚活・成婚退会し、現在はOGとして会員の皆さまのサポート面談も担当しているマリーと申します。
今回は、私が友情結婚を選んだ理由や婚活中の経験、結婚してから感じたことなどをお話ししたいと思います。
目次
■カラーズに入ったきっかけ・結婚したかった理由
もともと私は、自分がセクシャルマイノリティだという意識がまったくありませんでした。周囲と同じように、自分もいずれ普通に結婚するものだと思っていました。 恋愛についても、特に深く考えたことはなく、実際に彼氏ができたこともありました。ただ、なかなか交際は長続きしませんでした。
彼氏そのものが嫌になるというよりも、性的なことを考えると嫌になってしまい、それを回避しようとして関係が微妙になり、結局別れてしまう。 そんなことを繰り返すうちに、だんだん恋愛自体にも興味がなくなっていったように思います。(昔すぎて記憶が少し曖昧ですが……笑)
でも、周囲の友人が次々と結婚し、子どもができ始めると、焦りを感じるようになりました。 「やばい、結婚はしたい。婚活しないと!」 合コンや街コンにも参加しましたが、誰かと付き合おうとしても、結局同じことの繰り返し。 だんだん「自分はおかしいのでは?」「ほかの人とはだいぶ違うのでは?」と思うようになりました。
そんなとき、インターネットで「アセクシャル(他者に対して性的な惹かれや恋愛感情を持たないセクシャリティ)」「ノンセクシャル(恋愛感情はあるが性的欲求を持たないセクシャリティ)」という言葉にたどり着きました。 「自分はこれだったんだ! 同じような人がほかにもいるんだ!」 自分の感覚に名前がついたことで、孤独感がなくなり、ものすごく安心したのを覚えています。
でも、それと同時に絶望も感じました。 「このままでは、私は結婚できずに一人なんだ」 両親とは仲がよいですが、いずれ私より先に亡くなります。 周囲の友人は結婚し、子どもも生まれ、昔のような付き合いは難しくなっていました。 (今ならオンラインやコミュニティなどで新しいつながりを作ることも考えられますが、当時はあまりそういう発想がありませんでした。)
私も、信頼できるパートナーがほしい。 友人のように気兼ねなく付き合えて、でも単なる友人とは違う、人生を共にしていく約束をしたパートナーがほしい。 そんなときにカラーズのホームページを見つけ、友情結婚というものを知りました。 「私のような人でも、結婚できる方法があるんだ! これだ!」 そう思い、入会を決意しました。
■実際の婚活はどうだった?
紹介人数が少ない中での婚活
私は子どもを希望していなかったので、入会前から「紹介できる人数は少ないですよ」と言われていました。 一瞬ひるみましたが、やらない後悔より、やる後悔! 年齢的にもこれ以上先延ばしにしたくなかったので、入会することにしました。
実際、子どもを希望する方に比べると紹介人数自体は多くありませんでした。 でも、だからこそ「一人ひとりとしっかり向き合える」「母数が少なくても、相性が合う人が1人いれば結婚できる」と考え、スタッフさんからの「紹介された方とは基本的に全員お見合いしてみましょう」というアドバイスを大切に活動しました。
婚活中に大変だったこと
最初のころは、結婚についてあまり深く考えず、ふわふわした状態でお見合いに臨んでいました。 すると、お相手から「結婚についてあまり真剣に考えられていない」という理由でお断りされてしまったことがありました。 でも、今思うとそれがよかったのかもしれません。 図星でしたし、「もっとちゃんと考えないといけないな」と思うきっかけになりました。
自己PRや話し合い冊子を考えるのも大変でした。 今まで考えたこともないようなことのオンパレードで、「なんだか就活みたいだな(笑)」と思いながら取り組んでいました。
お見合いでは、自分ばかりが提案や質問をしていて、お相手があまり積極的になってくれなかったこともありました。 あとは、途中でなぜか連絡が途絶えてしまう方もいらっしゃいましたね。 (今考えると、私に対してあまり興味を持ってくれていなかったということなのかもしれません。)
当時は本当に結婚できるのか、不安になることもありました。 でも、いろいろな方とお見合いをしてよかったと思っています。 というのも、そうした比較対象や経験があったからこそ、後に出会う夫のよい面に気づけたと思うからです。
夫との出会い
夫とお見合いして思ったのは、話していて単純に楽しかったこと。 それまでのお見合いでは、正直なところ、少し義務感を持って会話していた部分もありました。 でも、夫と話しているときは楽しかったんです。
とはいえ、十数年来の友人と話すような楽しさだったかというと、もちろんそこまでではありません。 そりゃそうですよね。学生時代から十数年も付き合ってきた友人と同じくらい、出会って間もない人と気兼ねなく楽しく話せるわけがありません。 ただ、それまでお見合いした方々と比べると、明らかに自然に話せて、会話することに負担がありませんでした。
成婚退会の決め手
成婚退会の決め手は、面談でもよく聞かれます。 大きく分けると、フィーリング面と条件面が合っていたことです。
フィーリング面は、先ほど書いたように、話していて楽しいと思えたこと。
条件面は細かい点がいろいろありますが、ざっくり言うと、今の自分をあまり変えずに結婚できそうだったことです。
例えば、
・住む地域が大幅に変わるわけではない
・自分の時間を大切にできそう(かといってドライな関係にもならなそう)
・相手とご家族との関係性が、自分の家と似ている(仲はよいけれど、過剰な干渉はせず、本人の意思を尊重してくれそう)
といったことです。
あと、もう一つ印象に残っていることがあります。 夫の気になる部分があって、それを指摘したときに、不機嫌になるわけでもなく、改善しようと努力してくれたことです。 指摘したのは些細なことでしたが、「こういう歩み寄りをしてくれる人なんだな」と思いました。
成婚退会するとき、不安はなかった?
もちろん、ありました! 何か具体的に心配なことがあったというよりは、漠然とした不安です。 でも、結婚って人生の大きな決断ですよね。たぶん、誰と結婚するにしても、不安はあるものなんじゃないかなと思っていました。 「マリッジブルー」という言葉もあるくらいですし。
あと、スタッフさんから「結局、誰と結婚しても、結婚後に頑張らないといけないんですよ!」というようなことを言われたのも、印象に残っています。 確かに、結婚して終わりではなく、そこから二人で関係を築いていくことが大切なんだろうなと、今は思います。
■結婚後のこと
結婚当初は正直、家族愛はなかったと思いますが、今はあります。 おそらく、それには一緒に過ごしてきた時間が大きく関係していると思います。
学生時代の友人と仲良くなれたのも、毎日顔を合わせて、何気ない会話を重ねてきたから。 会社の同僚とも、日々のちょっとした会話を通して、自然と仲良くなっていきました。 夫とも同じなのかなと思います。 長年一緒に生活して、いろいろな話をして、お互いの人となりがわかってくる。そうして少しずつ信頼関係ができてきたのだと思います。
趣味が一致しているわけではありませんが、今日こんなことがあったとか、最近ハマっていること、好きなYouTubeの話など、他愛もない会話をしています。
もちろん、最初から何もかもうまくいっていたわけではありません。 いざ一緒に暮らし始めると、掃除などの細かい部分で気になる点が出てきました。 当たり前ですが、自分の「普通」と相手の「普通」は違います。 当初はそれを指摘しづらくて、しばらくモンモンとしていたこともありました。でも、相手に伝えてみると、改善しようと努力してくれました。
逆に、夫から「ここが気になる」「こういうのはよくないと思う」と言われることもあります。 正直、一瞬ムッとすることもありますが(笑)、図星なことも多いので、相手との関係性を維持していくためにも、極力聞き入れるように(自分としては)努力しているつもりです。
あとは、どんなに親しくなっても、自分とは別の人間です。 だからこそ、お互いに気遣いを忘れないようにしているとは思います。 何かやってくれたらお礼を言う。 気になる点は伝えるべきだけど、何でも言っていいわけではなく、言い方には気をつける。 そういったことを意識しながら生活しています。
■活動中の会員の皆さまへ
OGということで、面談では私の成婚退会の決め手を聞かれることが一番多いです。 私の決め手は先ほど書いたとおりですが、これはあくまで私の場合です。 ご自身なら何を重視するのか、ぜひ考えてみてほしいです。 おそらく、すべての条件が一致する方はなかなかいらっしゃらないと思います。 だからこそ、自分にとって優先順位の高いことは何なのか、考えてみることが大切だと思っています。
また、「話し合い期間中にしていてよかったこと」もよく聞かれます。 具体的にやっていたことは面談でぜひ聞いていただければと思いますが、今振り返って重要だったと思うのは、連絡を取り合う頻度・会う頻度をとにかく多くすることです。 頻度を事前に決めておくのも、個人的におすすめです。
というのも、一般的な恋愛や婚活とは違い、友情結婚の婚活では、お互いに用事がなければ2〜3週間平気で連絡を取り合わない、なんてことも起こり得ます。 でも、2〜3週間に一度しか連絡を取っていない相手と、3か月後に成婚の判断ができるでしょうか? 私は、かなり難しいと思います。 お互いのことを十分に知らないまま結婚を決めるのは、不安も大きいですよね。 だからこそ、意識して話す機会を多くする必要があると思っています。 コミュニケーションを重ねることで、お互いの人となりがわかってきますし、話しやすい空気感も生まれてくると思います。
あとは、とにかく笑顔! 笑顔はすべてを解決します! ……というと言いすぎかもしれませんが(笑)、それくらい重要だと思っています。 というのも、笑顔は第一印象を左右する大切な要素だからです。 初めて会ったときに「この人、感じがいいな」と思うと、自然ともっと話してみたい、相手のことを知りたいという気持ちになりませんか? 逆に、最初の印象がよくないと、せっかく相性がよい相手でも、お互いのよさに気づく前に終わってしまうかもしれません。 だからこそ、笑顔は自分のことを知ってもらうための入口として、とても大切だと思っています。 私自身、婚活当時にちゃんと笑顔でいられたかと言われると怪しいですが……(笑)。 ぜひ意識してみてください。
■さいごに
ここまで、私が友情結婚を選んだ理由から、婚活中の経験、結婚後のこと、そして活動中の皆さまへ伝えたいことなど、いろいろとお話ししてきました。 あくまで私個人の経験・考えではありますが、少しでも参考になる部分があればうれしいです。
婚活中は、いろいろと悩むことも多いと思います。 悩んだり、モヤモヤしたりしたら、私を含めたスタッフとの面談をぜひ活用してほしいです。 明確な相談事項がなくても、「とりあえず誰かに話を聞いてほしい」という方も大歓迎です! 皆さまが納得のいく婚活を進められるよう、少しでもお力になれたらうれしいです。
【これから友情結婚を検討される方へ】
「自分はアセクシャルかもしれない」「恋愛は苦手だけど家族が欲しい」と悩んでいる方は、決して一人ではありません。カラーズでは無料の入会相談(個別相談)も行っていますので、まずは一歩を踏み出してみてくださいね。
💡 同じ悩みを持っていた先輩たちの「成婚者の声」
「自分も普通に結婚するものだと思っていたけれど、どうしても性的な関係に踏み込めず恋愛が長続きしなかった…」
「アセクシャル・ノンセクシャルを自認したけれど、子ども希望なしの婚活は紹介も少なく、本当に結婚できるのか不安だった…」
カラーズには、そうした葛藤を乗り越え、「紹介人数が少なくても一人ひとりと真剣に向き合う」「自然体で話せて、お互いに歩み寄れるパートナーを見つける」ことで、性愛に頼らない心地よい結婚生活を手に入れた会員様がたくさんいらっしゃいます。今回の記事でお伝えした「子ども希望なし・アセクシャル/ノンセクシャルの婚活のリアル」や「気負わず自然体でいられるパートナーとの関係づくり」に重なる成婚者のストーリーをご紹介します。ぜひ参考にしてみてくださいね。
▶ 成婚者の声①:「子無し希望は本当に大変」と言われかなり覚悟して入会しました!
(※「普通の恋愛結婚には抵抗がある」「子ども希望なしの婚活は大変」と覚悟して活動を始め、フィーリングや共通の趣味を大切にしながら、安心できるパートナーシップを実らせた30代前半女性の手記です)
▶ 成婚者の声②:自分を偽らずにいられる人
(※彼氏ができても身体の関係への嫌悪感から別れを繰り返し、「私が結婚するにはこの道しかない」と自認して入会。背伸びをせず、自分を偽らずにいられる安心感あふれるお相手と出会った20代後半女性の手記です)
▶ 成婚者の声③:「誰かと結婚する」という目的が「◯◯さんと結婚したい」という気持ちに変わった(※「普通に結婚するもの」と挑んだ一般婚活での葛藤を経て、自身のセクシャリティと向き合い入会。「ただの結婚相手というピース」ではなく、隣で一緒に人生を作っていけるかけがえのないパートナーと出会えた20代後半女性の手記です)
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【書籍情報】
書名: 『友情結婚 新しい結婚の選択肢』
著者: 中村 光沙 出版社: 幻冬舎
